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人を魅了する音楽 [本]

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母の三回忌で、1年ぶりに三姉妹集結σ(^_^;)
末の妹は、長らく吹奏楽団でクラリネットを吹いているので、何かと音楽談義に花が咲く。
妹の話の中でしばしば登場する指揮の先生のおっしゃることが面白い。
「ワルツは踊れるように、マーチは行進できるように演奏しなさいーって言うんだよぉ」
そんなん、当たり前じゃんか←フォークダンス伴奏者でアコーディオン弾きの姉の言葉ww
それはそうなんだけどさあ、もぞもぞ。。。
でも、面白いことおっしゃるのね、と感心したら
「まあ、ちょっと異端かもねえ、うちの先生」
異端、上等だぜ!ますます興味湧いてきた、と言うと
「先生の本、読んでみなよ」
きけば、なかなかの経歴の方らしいので、さっそく読んでみる。
オビからして挑発的σ(^_^;)
日本人のクラシック演奏が人気ないのはどうしてかーを、広く深く考察してます。
「そもそも音楽大学は、職業音楽家を養成する機関であるのに、卒業生は音楽では食べていけていない。」
ふむ。そうだったわね。
今やピアノの先生も大変だもね。
プロミュージシャンの中で、音大出身の方ってどのくらいいるんでしょう。
そもそも、音大出身ほぼイコールクラシック演奏家なんだも、数からいっても、供給過剰だわね。
一方で、音大や音楽専門教育機関で学んでなくて、現場たたきあげでプロになった人は、基礎的な知識の不足に悩む。演奏はできても、教えたり、演奏以外の音楽関連の仕事をしたりーが難しい。
また、最初の方しか読んでないけど、日本人という民族の、西洋音楽の聴き方ーにも話が及んでいて、こういう視点は初めて目にするので、面白い。書き手の先生のスタンスも、西洋音楽を一方的に礼賛するだけじゃなく、日本のクラシック演奏家、音楽教育、音楽産業等の現状を踏まえ、じゃあどうするのかーに論点を持っていってるーらしい、まだそこまで読んでないので。
で、妹が楽団の飲み会で、
姉が小唄を習い始めたーと言うと、
「ぜひ、常磐津を覚えてください、って先生が言ってたよー」
邦楽にもお詳しくてらっしゃる(^.^)
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